2020年10月15日

【10月15日(木)】

和歌山県議会文教委員会県外調査2日目。
午前中、世界の『公益財団法人 足立美術館』を訪問しました。
所在する安来市では市長選並びに市議補選が行われていたようです。
年間60万人以上が訪れる当該美術館は、数多ある展示品は勿論ながらアメリカの日本庭園専門誌『ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・ガーデニング』にて第1回以降17年連続で日本一に選ばれている日本庭園は圧巻の一言です。
横山大観先生の絵画や心震わされる童画群等、聞きしに大いに勝る内容で、『文化財の保護・活用について』大変勉強させていただきました。
凄いですね。
ゴイスーです。
その後、結構時間をかけて移動し、『石見銀山世界遺産センター』を訪問。
島根県大田市教育委員会・遠藤浩巳石見銀山課長より、『世界遺産の保存・継承とその活用に向けた施設の取組について』詳細なご説明をいただき、施設内をご案内いただきました。
石見銀山では、最盛期には一年に40tもの銀を産出したそうです。
戦国時代に朝鮮半島より伝わりました『灰吹法』によって銀を精錬し、その銀が中国を媒介して香辛料等と交易される東南アジアへ亘り、その東南アジアにはボリビア・ポトシで生産された銀も集まり、とまさに大航海時代の主役になっていった様に想いを馳せます。
石見銀山は2007年に世界遺産登録されました。
盛り上がったり盛り下がったり、華やかになる面もできれば窮屈な面もできます。
『今日となって、街としては世界遺産登録されて良かったのか』とついお尋ねしてみました。
いずれにしましても、銀を運ぶ為に出来上がった二つの石見銀山街道や伝統的建造物群保存地区を始め、戦国浪漫の漂う街並みを改めて歩いてみたいと思います。
その後は、長駆、広島市入りです。



































  


Posted by 川畑哲哉 Kawabata Tetsuya at 23:45Comments(0)政務調査