2016年04月19日

【4月19日(火)】

地元の行政課題を解決すべく、あるいは地元に提案すべく、県外国外の先進的な取り組みを勉強して持ち帰ることが議員の大きな仕事の一つです。
石川県に金沢市民芸術村という施設があります。
ドラマ・ミュージック・アート各部門に任期1年のディレクターが選任され、部門ごとに様々な事業が行われています。
施設は24時間年中無休で使用することができ、各団体やサークル・個人が大いに練習し、発表されています。
年間利用者数はおよそ20万人。
使用料が安くて稼働率が高いということです。
旧紡績工場跡地を有効活用したこの芸術村がある敷地内には職人大学校もあり、伝統的建造物を修復保存するのに必要な9工科のコースが設置されています。
また、金沢市内4つ目となる金沢海みらい図書館は、自動貸出機を導入し、自然光をふんだんに活用した設計で圧倒的な利用率を誇ります。
『レアンドロのプール』を始めとする圧巻な現代アートの発信地・21世紀美術館は、平日でも群を抜いた来館者数です。
共通して、形のないものやすぐにリターンが得られるわけではないものへの価値創造が非常に巧みで実践的であり、結果、街の文化レヴェル向上に繋がっていると強く感じました。
街の人は、『金沢は城下町なので』と誇らしげですが、和歌山も城下町なのですよ。














  


Posted by 川畑哲哉 Kawabata Tetsuya at 23:45Comments(0)政務調査