長崎市出張2日目。
午前中、『長崎歴史文化博物館』を訪問。
水嶋英治館長にお迎えいただき、山口博文・サブマネージャー及び中山健一・長崎市文化観光部文化財課主任より詳細なご説明をいただきながら館内を隈なくご案内いただきました。
長崎港が1571年に開港され、今年で450年となります。
港の発展とともに栄えてきた長崎の歴史と文化が、長崎奉行立山役所の往時の姿をできるかぎり復元されたスペースを持つ平成17年開館の当館では非常に興味深く展示されています。
体験型のアトラクションも配置され、デリケートさとコミカルさのハイブリッド感が訪れる人を飽きさせない魅力的な運営をされていると感じました。
コロナ禍前までの年間入館者数凡そ40万人にも納得です。
県と市が2対1の割合で負担された総事業費は約80億円、設計は和歌山県立近代美術館及び博物館と同じ黒川紀章氏。
運営費は県と市で当分し、指定管理の手続きは県が行い、指定期間は第1期こそ5年ながら第2期以降は驚きの6年とのことです。
ロビーには『長崎はわしの希望じゃ』とのコメントが聞こえてきそうな坂本竜馬像が聳えています。
工芸品の展示数も非常に多く見応え十分です。
ゼヒまた訪れたいと思います。
続いて、今月初日に開業したばかりの『出島メッセ長崎』及び『ヒルトン長崎』を訪問。
来年秋の西九州新幹線開業を見据え、長崎駅西口が一挙に開けた感がありますね。
午後からは『長崎県美術館』を訪れ、企画展『土地の名』、コレクション展及び屋上庭園を見せていただきました。
ワタクシの大好きな佐伯祐三氏と親交深かったとお聞きした横手貞美氏の作品が展示されていました。
実は昨年も全く同じ日に長崎を訪れていたようです。
坂本竜馬の誕生日にして命日の11月15日を感じると長崎を訪れたくなってしまうのでしょうか。
兎も角、今回も非常に有意義な視察日程となりました。
長崎には海に囲まれていることや地方都市であること、IR誘致を推進していること、江戸時代に華を咲かせていること等、和歌山との共通項も複数見られます。
感じ学び得たことを和歌山県勢の更なる発展に繋げられるように全力で取り組んでまいります。
今回の視察に際してお関わりいただきました全ての皆様に心より感謝申し上げます。