2022年10月19日

【10月19日(水)】

長崎県訪問3日目の最終日。
早朝より長崎港へ向かい、諸々の手続きを経て船に乗船し、午前10時頃、ワタクシ史上初となります端島こと軍艦島へ上陸しました。
端島では、1810年に石炭が発見され、1869年より炭鉱開発が始められています。
1890年には三菱が炭鉱経営に乗り出し、1916年には我が国初の鉄筋高層アパートが完成、最盛期には約5,300人もの人々が住み、その人口密度は当時の東京の9倍に達したとか。
その後、エネルギー革命によってエネルギーの需要が石炭から石油に移ったことで炭鉱の需要も減り、1974年1月15日に端島炭鉱は閉山、4月20日に無人島となり現在に至る、とのことです。
1891年から閉山までの間、約1,570万トンもの石炭が採掘されていますが、海底炭鉱である端島での採掘作業は、海面下およそ1,000m、気温30℃、湿度95%、勾配はきつく、ガス爆発等の危険と常に隣り合わせという過酷な条件下で行われていたようです。
一方で、一部を除いて各戸に室内風呂が設置されていない等はあるものの、長崎県下一の電化製品普及率であるとか、480m×160mの島内には神社・寺(全部の宗派対応)・プール・幼稚園・小中学校・病院、市場等の施設が揃っているとか、『住み心地は良かった』との元島民の感想も聞かれるそうです。
皆様ご存知の通り、端島は、2015年に世界文化遺産『明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業』の構成遺産に選ばれています。
通称『軍艦島』とは、島の外観が軍艦『土佐』に似ていることに因ります。
世界遺産の観光産業への生かし方がこの度の主たる調査目的でしたが、無人島の保存を行いつつ、地域の活性化につながる程の活用を続けていくことはまだまだ道半ばであろうと感じました。
釣り客との関係をクリアにしつつ、島内をそれなりに散策できるようになれば良いですよね。
この度は、3日間に亘り長崎県内で非常に有意義な視察をさせていただきました。
和歌山県議会は自民党県議団新エネルギー問題等を考える議員連盟の会長・監事でもある新島雄・中西峰雄両議員にもご同行いただきました。
ご段取りを始めご尽力いただきました全ての皆様に心より感謝申し上げますとともに、学んだことを今後の和歌山県勢の更なる発展につなげてまいりますことをお誓い申し上げます。
午後の便で大阪国際空港へ飛び、夕刻岩出市へ戻ってまいりました。
夜は、次の日曜日に記念式典を迎える『那賀高校創立100周年記念実行委員会』常任委員会に事業部会副部会長として出席いたしました。
23日当日は、OBの皆様向けに視聴覚教室を50席限定で開放しています。
ご都合のつく方はゼヒお越し下さい。

【10月19日(水)】


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Posted by 川畑哲哉 Kawabata Tetsuya at 23:45│Comments(0)政務調査
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