2020年01月21日

【1月21日(火)】

マハラシュトラ州訪問3日目。

午前9時にホテルを出立し、一路マハラシュトラ州が誇る世界遺産『アジャンタ石窟群』へ向かいました。
日本では見ることもなくなり、記憶の中で躍動する程の悪路を車で走ること凡そ4時間、ようやく世界遺産を眼下に広げることのできる『ビューポイント』へ到着しました。
このような場所にナゼこのような施設群が作られたのか、神秘的な光景です。

インドで最高の仏教壁画が残る『アジャンタ石窟群』は、紀元前200年頃から紀元後650年頃の造営とされていますが、仏教の衰退とともに忘れ去られていたそうです。
そして時を越えること1819年4月、ハイダラーバード藩王国の藩王に招かれて狩猟に参加していたイギリス人士官ジョン・スミスが虎狩りをしていたときに、巨大な虎に襲われてワゴーラー渓谷に逃げ込んだ際、断崖に細かな装飾が施された馬蹄形の窓のようなものを見つけたことが発見の契機となったとのことです。

素晴らしい壁画を始め、巨大な涅槃像や夏になると顔に陽の光が当たる釈迦像等、一枚の壮大な岩を彫って創り上げたこの仏教要塞は生涯一度は現認する値打ちのある世界遺産だと思います。
マハラシュトラ州と覚書を締結している和歌山県の皆様にも訪れていただければ嬉しいです。

現地で1時間半程滞在したでしょうか、また悪路を車で走り、ホテルへは午後9時半頃に到着、MTDCの皆様による映画『バーフバリ 王の凱旋』を観賞しながらの夕食会を催していただき、この日の日程は終了しました。

修学旅行生風の学生たちや多くの現地の方に出会い、ボリウッド(※インドの映画製作数は世界一から、ハリウッドとムンバイの旧名ボンベイを組み合わせたインド映画の呼称)俳優&女優的なアベックとも遭遇し、道中の光景も含めて現地を色濃く体現できた一日となりました。








































































  


Posted by 川畑哲哉 Kawabata Tetsuya at 23:45Comments(0)政務調査